高 DPI サポート - Windows Forms .NET Framework

Windows 11で、端末によってDateTimePickerの大きさが異なる問題について、いくつかの要因が考えられます。その解決策を以下にまとめます。

1. DPIスケーリングの違い

Windows 11では、端末ごとにDPI（Dots Per Inch）設定が異なる場合があり、これがコントロールのサイズやスケーリングに影響を与えることがあります。これを解決するには、以下の方法があります。

• アプリのプロパティでのDPI設定: アプリケーションの実行ファイルを右クリックし、「プロパティ」→「互換性」タブで「高DPI設定の変更」を選択し、DPIスケーリングの動作をアプリケーションに合わせて調整します。
• プログラム内でDPI対応: [System.Windows.Forms.Application]::SetHighDpiMode('PerMonitorV2') などのコードを使用して、DPI設定をプログラム側で管理します。

2. 互換モードの使用

特定のデバイスで問題が発生する場合、互換モードを使用することで、他のWindowsバージョンの動作をエミュレートできます。これにより、アプリケーションが安定して動作する可能性があります。

• 互換モード設定: アプリケーションの実行ファイルを右クリックし、「プロパティ」→「互換性」タブで「互換モードでこのプログラムを実行する」をチェックし、動作が安定するWindowsバージョンを選択します。

3. EnableVisualStylesの適用

EnableVisualStyles() メソッドは、アプリケーションのスタイルを一貫させるために必要ですが、このメソッドはコントロールが作成される前に呼び出す必要があります。これにより、システムのテーマに基づいた一貫したスタイルが適用されます【16†source】【17†source】。

これらの対策を講じることで、異なるデバイス間でのDateTimePickerのサイズの違いを軽減できる可能性があります。具体的な調整は、各デバイスでテストしながら行うことが推奨されます。